エーテル

どうしたの?頭の中で、蛇が問う。どうもしないよ、わたしは答える。わたしにとっての宇宙を、わたしはずっとしっていた。それにきづいてしまったしゅんかん、スプーンで掬われたようなきもちになった。生と死は背中合わせで、だからこそ、いま、生きていら…

ばるかん

自室のソファに腰掛けている。や、腰掛ける、というよりも半分横になっているくらいだから、身体を預けている、に等しい。こういうぶぶんに神経質なくせに、けっきょくはけっこうなんでもよかったりする。伝われば。わたしはわたしとの会話がだいすきでだい…

ねおん

ゆうべは、さいこうの夜だった。ずっとみたかったミラーボールズに、頭のてっぺんから足指の先まで釘づけになって、わらいながら、なみだがこぼれてた。さいきんよくおもうこと、こどももおとなもないよ、って、年齢とか性別、そんなので判断するのは、ほん…

えぴめてうす

きもちを口から出すことが、どんどんへたくそになっていっているような気がする。どうしてか、そう考えたとき、こわいのだ、とおもった。たとえば、困惑させてしまうこと、たとえば、無言、たとえば、めんどうくさいといわれること、たとえば、くらいきもち…

ぺんたぐらむ

行動は猫、想像は鼠。そんなようなことを綴っていたのは、誰だったか、しっている?数日前、狭い路地を自転車でいこうとしているとき、大きなトラックが前をゆっくりと進みつつ道を陣取っていた。手前にはぐずぐずと数台数名の自転車人々、わたしはとても先…

マールボロ

欲求とは、得てして泥沼のようだとおもう。一歩、足を踏み入れる、ずぶずぶずぶ、いつの間にやら深みにはまり、あれまあ、ごぼごぼ、あるひとは、ほんじゃー泳いでみるか、などと泥塗れの姿でへらへら鼻唄まじりに犬かきなんか始めてみる。またあるひとは、…

ロカンタン

" いつだってどこか遠くにいきたいとおもってしまうし、いつだって、いますぐここで標本になりたいとおもったりする。 "そう書き留めたのはきのう、このふたつの思想を、その時、まったく反することばのように、わたし自身、感じていた。まっすぐ、解釈する…

水底サンドリー

洗濯機をまわしていると、洗剤の匂いがぷん、と漂ってきて、いいきもち。乾かすのも、たたむのも、ほんとうはすきじゃない。日常。もし、いまこれから、洗濯を二度としなくなったら、しばらく着てあげられていなかった服も、着てあげられるかな、そのくらい…

やわらかい

パンダは7本指だという。スマトラタイガーには隠し指があって、獲物を襲うときだけそれが飛び出るという。ふくろうとみみずくの見分け方は?犬と猫を見間違えたり、おじさんとおばさんを見間違えたり、そんなのどっちだってええやんおたんこなす、とおもった…

すかんく

いま、Blankey Jet City ヘッドフォンでききながらソファに腰かけてる、くちづけ、そして斜陽、もう朝がやってこようとしてる、ウイスキーソーダはやたらとあまくって、窓を開けたら肌寒くて、フローリングで踊った裸足裏はよごれているからたのしくて、ジプ…

天下泰平

さいきん、おいしいものばかり食べている気がする。否、気のせいでは無くて、というよりも、いっしょに食事をする相手でも、味覚はずいぶんと変わるのだなあと感じている日々。どうしておなかは鳴るのだろ。生物学的にうんちゃら、っていうのはしりたくない…

2+1=0

身体の調子がよくないと、いろいろな傷がじゅくじゅく、してくる。時間とか気温とか細胞分裂とか支払いとか責任とかまでが、追いかけてくるかんじ。あうーきのう、夢をみた、ものすごい速さで進む列車に乗っている。わたしは通路を歩いているけれど、他に乗…

さんだる

いつも部屋で焚いているお香がきれてしまって。探しにいったけれど、みつからなくて、ふと目にとまったセージという文字に惹かれて顔を近づけてみると、すごくすきな匂いで。数ヶ月前、実家の庭で母が育てているハーブたちをわけてもらったことをおもいだし…

えちおぴあ

あ、っというまに朝だった。いつのまにか、雨はやんでいた。スピーカーからこぼれるいのちの粒たちが、耳から頭の中にはいってきて、ぐんぐん染み込んできて、赤ん坊にもどったみたいなかんかくになる。ふしぎ。しらなかった景色が、たくさんみえる。天秤は…

てれぱしすと

爪色はブルー、朝の記憶はゆるゆる、ここちよくて、いつの間にか、眠りにおちてた。かなしみが絶え間無いのは、だれのせいでもない、きみのせいでもあのこのせいでもあいつのせいでもわたしのせいでも神さま仏さまのせいでもない。戸惑ったままのことがふた…

らんちゅう

朝、だれもいない職場のキッチンで、けむりあそびをしていると妙なきぶんになる。斜めからは暮れかけの西陽、換気扇の回る音と、わたしの呼吸音だけがよくきこえる。時刻は午後4時過ぎ。緑色した悪魔は、いちばんの厄介者である。存在しないはずのものを心…

やぶれかぶれの

頭が朦朧としている。脳みそが浮腫んでいるかんじ。生を実感すると死をおもう。どうしてかな、っておもう、わかってるけど、どうしてかな、って、おもう。ちっとも、かなしい感情ではなくて。どうして地球は回ってるのか、みたいな疑問。でも教科書に載って…

おてあわせ

ハロー、ハロー、ごきげんいかが?さいきん、かんがえているのは、世界中の子供たちが食べたお菓子の包み紙を集めたら、どんなにあまい絵が描けるだろうってことだとか、100個の卵から産まれたひよこたちの何匹かは殻の中でつめたい戦争の夢をみたのだろ…

うつせみ

夜はいつもたいてい起きているから、うたたねをするとお昼寝したようなかんじ。夜更けに目がさめて、ずっと観たかった映画を3作品、ある劇中にでてきたキューバサンドに、まんまと心臓とお腹が墜落して、キューバじゃないサンドイッチをつくって食べた。料…

もんてかるろ

時間が無い、だけどひま、まったくそのとおりだ。けっこう、いろんなことに参ってしまっている、さいきん。まいにち、眠りにおちては夢をみる。数日前、受話器越しに耳にした声は、よくしっている、なつかしい声だった。待ち合わせは、すれちがって、すれち…

4U

ふときづいた。ある女の子と話していたとき。わたしたちがことばを交わすとき、ことばを " 視て " いるのかもしれないな、と。赤色の彼女と、青色のわたし。何もかもがまるで正反対なわたしたちは、背中合わせでくっついているみたいだ。太陽が顔をだして、…

ドローの確率

コイントスをコントロールできるのは神だけ、そういっていたのは一体だれだったか。もはやそれ自体は問題では無い。数日前にふと、感じた、手札が増えていく。何枚なのかは、わからないけど。ひさしぶりに、お気に入りの灰皿をテーブルに置いて、煙草に火を…

都会の冬

ふと目をさまして窓の外をみると、雪がつもっていた。まだ、ほの暗い中でも、白はくっきりとまぶしい。ゆうべは、しん、としていて、あまり寒さを感じなかったようにおもう。ああ雪がふるなあと、ぼんやりかんじていた。そのドアをひらくと、しっているにお…

ゆめくい

朝、ねむたくならなくて、ひさしぶりにインターネットをサーフィンした。波は、まばら。いろんな情報がひしひし、していて、凝り固まったり、ぐんぐん、流れていったり。つぶつぶが、うごいて、いつかみた、宇宙から眺めた地球みたいだとおもった。はなれて…

告げ口心臓

きのうの朝、東京に雪がふった。友人からの知らせを目にして、外にとびだすと、頬がゆるんだ。ぱしぱし、顔におちてくる水っぽい白いつぶ。浮き足立っているのが、はずかしいくらいにわかって、首がすくんで、亀みたいねとまたわらって。きのうの夕方、傘を…

かいだん

のぼってるのか、おりているのか、どちらかはわからないけど、秒針がすすむみたいに、すべてが変化しつづけている。わたしの時計はちょっとくるっているみたいだけど、それもいいか、なんておもう。だいじなものは、こわれたってだいじなものにかわりない。…

ひとつふたつみっつ

一冊の本。一章と二章、とに分けられているが、流れている月日時刻場所などは、はじまりからおわりまで、まったく同一のもの。目線が違うということで、読み手側は2つが異なる物語だと錯覚する、或いは実際にすべてが異なっている。四つの眼球、四つの耳、…

いわざる

あけましておめでとうございます。今年のお正月も、実家に帰って参りました。わたしの実家は山の上にある町で、帰省し夜を迎える度に、静かだ、そう痛感する。夏の夜には虫たちの鳴く声が耳までとどくのだけれど、冬には、しん、としています。ぽつりと佇む…

ゆめうつつ

いつかのとおい日、未来の為に真赤なとさかを切り落とした友人、からの連絡。彼はすっかり、雌鶏のようになっていた。あの頃、わたしは ----- に憧れていて、夢ばかりみていたようにおもう。そして、あの頃がいちばん神さまに近かったのかもしれない。わたし…

とかげのしっぽ

わたしはわたしをまもらなくちゃいけないから、鍵をかけたりといたりする。一度だれかに騙されたら、その相手を恨め。二度騙されたら、自分自身を恨め。そんなことばをどこかで読んだ。その通りだ。そうおもう。それはもう、しばらく前の記憶。だから、こわ…