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わたしは天秤座



ボーイは不安定?ガールも不安定。

ひさしぶりに、朝からしっかりと食事をつくって、食べた。仕事を終えて、くたくたになった身体でも、料理をするのはやっぱりたのしい。

玉ねぎ半分は分厚く横に切って、グレープシードオイルでじっくり焼く。それの隣で、ほうれん草と万能ねぎを炒めて塩胡椒、桜えびをドサっと混ぜ合わせたら、お皿にのっけておく。トマトはくし切り。

ゆうべ酔っぱらって連れ帰ってきていた牛ロース肉にはお塩を振り、熱々のフライパンでレアに。

飲み物は、牛乳。イッツオーケー。

ストレス解消プレートの完成。



ちょっとしたこと、がジクジク膿んで、治らない傷になるのなんて、もうこりごりだ。ちょっとしたこと、でわたしは不安になるから、つかえる魔法をさがしてひねりだす。


確かなものなんて、あるわけがないと、そう思い知った過去を否定するような馬鹿げたことならもうおもわないけれど、死んだことによって確かなものになった皮肉まじりの鳥がもし生きていたら、こんなわたしをみてどんな表情をするのだろうって。最後にみた棺の中の顔や、真白い骨ばかりに記憶が押し込まれそうになって、こわくなる。だから、できうる限り、わらっていようって、おもう。妙だけれど、感謝、している。わたしは最低かもしれない。



永遠に続けばいいとおもっていたことが、一瞬で、なくなるのには、もう懲りてしまって、いつからか、おもっていることも言えなくなっていた。幻にされたこと。投げ捨てられた思い出。目障りだと言われたこと。死のうとして眠ってしまった夜。本物の月さえどれだかわからないまま、すべてがひっくり返り産まれた朝。雨上がりの路上。わたしは生きていてよかったと思えた。

はじめて、裏切り、のような感覚を知った。すごく、痛かった。


じゃあ、いまは?



わたしは、いつだって、いまがたいせつで、だから、くるしかったりもするし、あたたかいとおもえたりするんだな、たぶん。そうなの。



もしも、こわれてしまいそうになったら、ひびわれをくっつけて、ぽろぽろをひろって、わたしはわたしをかけてみようって、こころから、おもう。わたしじしんのため。


わるいひとなんて、いないって、おもうの。それって、ばかなのかな。

だけど、痛くたって、いい。

わたしは、つよくありたい。

わたしは、わたしを、しんじてる。


だからこそ、なのかな、これでおしまいにしようって、おもってる。

へんなの。