酒呑童子



朝。


ひとり、ぼんやりアルコールを舐めていると、酔いが回りにくいのはどうしてだろう。いろんなことを考えすぎて、いっしょくたに揮発でもしているのだろうか。


ふむ、


あるひとは、わたしに孤独をおしえてくれた。しっていたはずのそれ、とはまたちがう、しん、としてつめたい、永遠の孤独。


時折、死にたくなるのはかわらないけれど、過去のそれ、ともまたちがう。死にたくなんてなりたくないのに、おもってしまう。だけどそれって、さいこうだよ、と、わたしはいま、どれだけぼろぼろになりながらも、泣き喚きながらも、笑いながら叫ぶのだろう。とっくに、気なんてふれているのか。



いつかの、そのとき、を、きっとわたしはまっている。どんな状況で状態で、なんて考えあぐねても仕方ないのだろう。くるものはくるのだ。うまれたものがいつかしぬように。



考えている。

とにかくただ、考えてしまう。

進み続けたい。

精神の死は肉体を道連れにする。



やわらかくありたい。