えぴめてうす





きもちを口から出すことが、どんどんへたくそになっていっているような気がする。どうしてか、そう考えたとき、こわいのだ、とおもった。たとえば、困惑させてしまうこと、たとえば、無言、たとえば、めんどうくさいといわれること、たとえば、くらいきもちにさせてしまうこと、それをわたしがかんじとってしまうだろうという予感、たとえば、時間が経ってひとり立ち尽くすかんかく、

わたしがわたしをめんどうくさいとかんじていて、果たしてだれがそれを許容するか。

そろそろ、死んじゃえば?
わたしが言う。
うるせえだまれ、わたしは答える。



さいきん、なにかしているとき、ぽろぽろなみだがでてきて、びっくりしたりする。さいごに大声で泣き喚いたのはいつだったか、きみは、思いだせる?わたしは日付けまで思いだせちゃってこまる。

らくだったこころが、そうではなくなっていく、それがすごくかなしい。ポケットが重たくてやぶけそうなかんかく。
クローゼットにお裁縫箱あったかな、ってさがそうとしたらポケットの小さい穴からチーズの欠片がこぼれでた、それを追っかけてネズミがチュー、そいつを追っかけたネコがニャー、とびでた。穴はあっという間に大きく拡がって、インクの切れたペンやら食べかけのドーナツ、あのこの悪口とか青い鳥の羽根、届かなかった手紙や集めたガラクタまでどんどんどんどんこぼれていった。
そこで気づいた。あー、みんなパンドラの箱みたいなのもってるのか。ふーん、もういいや、ほら、さっさとぜんぶでちゃえよ。


空に月はでていないけど、きっと半月くらいのはずだから、ぶあついクレープをつくって半分に折って、アイスクリームをのせて、チョコレートシロップをだばだばかけて、食べた。シュガーハイに、なりたかった。想像力でじゅうぶんなのに?

とりあえずあした、いろいろ纏めようとおもってる。ひつようなものだけ、もっていればいい。

わたしのポケットは、小さいけどよく伸びるのか。じゃあ、錯覚には気をつけようね。たのしいことが、すきなんでしょ。はーい