テクスクト・テクスクト



もしも目が視えなくなったとしたら、眠りのあいだにみる夢も、なくなるのだろうか。



身震い、って、ちょっとたのしい。



マルバユーカリの葉っぱのにおいは、だいすきなあのハーブのにおいとよくにてる。刻んでスープにいれたらどうだろうか、コアラじゃないわたしは、お腹をこわすかもしれないけれど。



そう、もしも目が視えなくなったとしたら、だけどきっと、どうにかなるだろう。たしかにすきなもの、が、まだいくつかわたしにはあるから。



何年もほとんど毎日身につけていたピアスの片方をなくしてしまって、すごくかなしい。いまごろどこにいるんだろう、


生活したい、ふとおもった。

どういうことか、わからない。



ときどき、身体の中が、鳴る。

小石や木の実を幾つか入れて、坂を転がってみたらたのしいかも、そんなことを想像したりして。



チュパカブラネッシー、クロッポコ人、座敷童子、とか、そう呼ばれている未確認生物?妖怪?たちは、自分たちがそんなふうな名で呼ばれているのをご存知なのかしらん。イエティって、かわいい名前だとおもうから、もし遭遇したら話してみよう。でも、イエティ語ってのがあるのかも。それに彼ら、肉食っぽいよね。



たまらなくおいしいものをみつけると、それをたらふく食べたくなってしまう。いつか友人たちと呑んでいる席でクアトロフォルマッジを3枚頼んで文句を言われたことがある。同じピザ3枚も食うかよ、と。しかし先日、当店にて同じピザを立て続けに4枚注文してくれた方々がいたのでわたしは歓喜した。わかるよ、うんうん、わかります、おいしくつくらせていただきますですシェイシェイ、と頷きつつ、ピザを焼いたのであーる。



冷蔵庫の中からは扉があけられないから、入っちゃあぶないとおしえてもらった。はーい。



いろんな映画の話をできる相手がいるのはうれしい。もくもくとずっとひとりで観ては思い探りを繰り返していたような年月だったけれど、一歩、輪っかの外に出た気分になれたりして。ソワソワして、じゃあまたね、って輪っかの中に戻って、



ずいぶんと髪が伸びた。

3年前に、腰まであった髪をばっさり切った日のことを思い出した。風がつよくって、切りたての襟足がくすぐったかったきおく。



パンダのやつ、やっぱり乗りたいな。



恋人がなにかうたっているのを耳にすると、顔面がにこにこしてしまうという身体的反射。細胞の反応。ふしぎ。



わたしはわたしをスプーンで掬ってあげたい。ゆうべから、頭が痛くて、あのこのことをおもいだしてた。


ハロー、ハロー、