山とか谷とか



ぴし、っとした。きもち。

新しい職場に就いてまだ数回しか働いていないけど、来月から、いろんなことをさせてくれそうで。

ルールってあって、むつかしいなとおもうけど、完全にむりだーとはならないから、やっていけるとおもうし、やりたい、とおもっている。


恵比寿駅西口すぐのところに、八百屋さんと魚屋さんがあって、出勤前の夕方頃、その前を通ってちらちら、みているのだけど、いきいきしてる。ずっしりした束のクレソンが140円、とか、ざるにてんこ盛りの巻貝が700円、とか、わくわくする。そのうち出勤前とか関係なく足を止めてしまうんだろうなって。


職場には歳下の女の子が多い。話をしていると、それぞれのことを聞かせてくれてたのしい。ある女の子に、なにかお勧めの映画ってありますか?と質問されて、いま上映してるやつ?と聞いたら、アクション映画がすきな女の子がランボーの話をし始めてマシンガンをぶっ放す真似をしたけど、質問したコは???って苦笑いして、一からランボーの説明をしたりした。けっきょくあんまり伝わってなくて、ランボーの真似をしたコが「ランボーさんはね、」と言い出して「先輩なの」とわたしがつっこみ、映画の話は終了した。ばたばたしてて、たのしい。


ヒデさん、という社員さんがいる。物静かに、もくもくと料理をし続けて、ひとりごとのおおい、どこかやわらかいひと。酒呑みらしい。すごくおいしいビストロをおしえてもらった。「女性には敵わないけどね」と彼はわらって、頼もしいひとだなとおもった。


お店のすぐ裏にタコ公園があるとしって、終電ぎりぎりだったけど煙草を吸いに寄った。薄暗い中でもタコはすごく赤くて、近づいたらタコの中で人間のアベックがいちゃいちゃしてたから足速に公園を出た。



歩きたい気分で。池袋駅を降りて歩いてると、アコースティックギターを弾きながらうたっているひとがいて、その横でジャンベをものすごくいい音で鳴らしてるひとがいて。人だかりができていなかったら話しかけていたかもしれない。掻き分けてればよかったかもといまはおもう。週末にまた同じ道を通ってみよう。



きのうから何にも食べていないことにきづいた。欲求がぺらぺらだ。おなかがへらない。だけどねこがニャァとなくと、それでおなかいっぱいになるきがする。ちょっとつかれたからねむれるといいなとおもう。


はやく夏がくればいい。

匂いがしてる。