にがい




家の近所には、まるいかたちをした街灯がおおいようなきがする。

いつかの満月の夜、ぼんやりした頭で歩いていたら、どれが月なのかわからなくなって、わらいながらないたことをおもいだした。くるっているのはわたしか、せかいか、歪んでいるのはめだまか、空間か、そんなふうにかんじたんだったとおもう。


じかんが、いつだってひつようなのに、のんびりしてたら時間切れ、なんてことを想像したりするじゃない?しないひともいるだろうけど。何様かしらないけど、ぼくらは天秤にのせられて、重い軽いそうじゃないとつまんで放り出されゆれつづけてるようなきぶんになったりして、




あのお弁当には何がはいってるだろうか、じぶんがつくるんだったら、入れるものは決めれる。だれかがつくったものなら、あけるまでのおたのしみ。シュレディンガーのお弁当、あけたら、からっぽかもしれない、だけどすごくおいしそうとかんじるかも、



ポケットには、いつでも塩を入れておこう。どんな料理だって、一振りで、あじは変わる。




ゆうべ、恋人と花火をした。

ぱちぱちして、うれしかった。