てれぱしすと



爪色はブルー、
朝の記憶はゆるゆる、ここちよくて、いつの間にか、眠りにおちてた。


かなしみが絶え間無いのは、だれのせいでもない、きみのせいでもあのこのせいでもあいつのせいでもわたしのせいでも神さま仏さまのせいでもない。


戸惑ったままのことがふたつ。
頭の回路はややこしくて、わたしはわたしを選び取りたい、ことばにしたい、ことばは、伝達方法のひとつ、だから、すこし時間が欲しいんだけど、とか言っているうちにもぐんぐん経つ時間や月日。積木遊びみたいに考えてみて、これは丸、あっちは三角、あてはめてみたら、ちょっとだけたのしいかもしれない。
わたしはわたしを待っている。
きっかけは、いつだって突然。

しってる?
亀ってけっこう走るの速いんだよ。


どうして?というぶぶんなら、通り過ぎてしまった、大抵のことなら。
墓場まで持っていくような秘密を打ち明けるということは、罪を共有させる、という事かもしれないなとおもう。
したくはない、されるのは、まあ、いいんだけどなあ、って苦笑いの顔になっちゃう、嘘をつくのが下手なのであーる。
笑いと驚きはよくにている。
怒りとかなしみも、にてる。
やさしさと無関心もよくにているから、どっちに行っても行き止まりみたいに感じて、ただうずくまることもあったんだけど、いろいろ、おもいだして、いまを感じて、ぜんぶちがうんだよ、って。
だれに話しているのか、うんん、誰にも。しいていうなら、わたしの中のわたしへ。ねえ、聞いてる?



きのうから、ものすごく春の匂い。
浮かれてる?

うん、ちょっとね。