2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆめうつつ

いつかのとおい日、未来の為に真赤なとさかを切り落とした友人、からの連絡。彼はすっかり、雌鶏のようになっていた。あの頃、わたしは ----- に憧れていて、夢ばかりみていたようにおもう。そして、あの頃がいちばん神さまに近かったのかもしれない。わたし…

とかげのしっぽ

わたしはわたしをまもらなくちゃいけないから、鍵をかけたりといたりする。一度だれかに騙されたら、その相手を恨め。二度騙されたら、自分自身を恨め。そんなことばをどこかで読んだ。その通りだ。そうおもう。それはもう、しばらく前の記憶。だから、こわ…

酒呑童子

朝。ひとり、ぼんやりアルコールを舐めていると、酔いが回りにくいのはどうしてだろう。いろんなことを考えすぎて、いっしょくたに揮発でもしているのだろうか。ふむ、あるひとは、わたしに孤独をおしえてくれた。しっていたはずのそれ、とはまたちがう、し…

ゆれつづける

常に、なにか、考えている。きっと、眠っているときですら、現実と混じってしまったような夢ばかりをみるから、意識すら、重要なもののように思えなくもなったりして。わたしはわたし、でしかないのに、やっぱり、わたしのなかにはわたしが数人いるようだ。…