ひさしぶりに、日記でも書こうとおもったら、記憶の無いままに書いていた数日前。何を思っていたか、それすら分厚い磨り硝子の向こう。こんなばかは他に知らない。過去に苛まれるのはじゅうぶんだ。苛まらせているのは自身なのに、そんなふうにいうのは、愚…
たまごがひとつ。ここに重力は無いようだ。遠近感もつかめない。両手で包んでいたはずなのに。かたいかやわらかいか、うすいかぶあついのか、手触りもわからない。「 冷静に、」耳元で誰かがささやく、よくしっている声だ。そう、冷静に。たまごがひとつ。中…
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