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チューニング



こんなふうになりたくない、といつかおもっていたような人に、わたしはいつのまにかよく似ていた。両手の痛みや目の色は、それをきづかせた。


こうも感じた。

ずっとわたしは何にもなりたくないはずだった。なのに、いつのまにか何かになろうとしていた。いいわるい、わたしの中でこれはそういう問題なのではなくて、すごく驚いた。くだらねえ、そうちいさく聞こえて、過去のわたしがとおくで待ちぼうけてしてわらっているのがわかった。ずいぶんとおくまできた。


わたしはわたしをむかえにいく。

あの頃、親やともだちは、わたしの生き方を心配してくれていたけど、わたしはやりたいことばかりやって、周りが引くくらい、だけどすごく生き生きしてたようにおもう。同時にそんな自身を嫌悪してもいた。コントロールなどいつだってできないまま、天秤の左右に乗って、揺れ続けてるばかりだったからだ。だけど、そんなのいまだってかわりはしないし、おなじボタンばかり力任せに押し続けていれば、壊れてしまうこともある。


わたしをころせるのはわたしなので、ぶつかって相殺の場合、またうまれちゃったりするのかな、とも予想している。


どうしたいか、それがいちばんいまはだいじだ。肉体は機能してる。



猫がこっちをみてる。ねむっておきて、ニャァと喋る。何を言いたいのかわからなくて、目をみる。やっぱりわからないのだけど、きづいたことは、ことばではなくて、行動で、彼女の訴えがすこしずつわかるようになってきたということ。人同士もにたようなものかもしれない。わたしは頭のどこかで、ずっとそのことならしっていたような気がした。


ばかにしたり、見下しているような人に、何かを発したりはしない。時間は命に等しいと、わたしはおもうから。



最後の最期には雨がふるかな。


カメレオンになれたらと最近よくおもうけど、死にたいともおもう。

忌まわしい自分は本気で殺さないと蔓延り続ける。進め。