吸いさしの
ゆうべは、すごくうれしいことがあった。ちぎれたかな、とおもっていた道は、まだそこにあった。ただただ、よろこべはしなかったけれど、わたしの芯のぶぶんが、うれしくて。よくないけど、よかった。
ひとの話を聞いていると、いつのまにか自分のどす黒い部分が、ちょっとうすくあわくなっていたりする。
すくって、すくわれる。だれかをすくおう、なんておこがましいとはおもっていたけど、いろんな形のスプーンをもっていたいといまはおもう。
亀が脱走してダッシュするのを目の当たりにした。実はめっちゃ足速かった。 ねこがアザラシみたいな格好で、すうすう寝息をたててる。どんどん冬毛が抜けて、毛質が変わってくのすごい。人間がそういう体質になったら、かなりびっくりするだろうな。
変わりたくなくても変わってくことはたくさんある。いまは、なにがどうなっても大丈夫かもなと感じてて。寝て起きたらどうなるかわかんないけど。
いいわるいなんて、自分で決めればいいんだ。それすら変わるんだから。だけど、そのときにだいじなことはみんな、つれていくんだ。つづいていくことって、なんかすごい。
歯をみがこうとしたら、歯ブラシが4本になっててわらった。歯みがき、だいじ。きょうはよくねむれるようなきがする。