再生
静かな朝。わたしと亀、ふたりきりの部屋。くしゃくしゃになったシーツ、空っぽのグラス、ついたままのコンポ。お気に入りのおんがくは、今朝も心地いい。24時間前と何が違うかといえば、ひとつだけ。
( わたしは、また、爪を噛んでしまった )
わたしは頼りないけれど、がんばることができるから、って、そう伝えたいけれど、ことばはむつかしいな。語弊や湾曲を知りすぎているのか。びびるなよ、しっかりしろ。わたしがわたしの背中を叩く。
後ろめたいものがあるなら、精算しなければいけない。わたしは甘ったれで、泣き虫なのに、強がりをしてしまう。しっかり、しなくちゃ。
たいせつなひとの味方でいたいから、つよくなりたい。ちゃんとじぶんの足で立っていたい。
はじめるよ、せーのっ